アイカツスターズ!75話「香澄家の休日」感想 真昼ちゃん掘り下げ凡回
すごいどうでもいい&言いがかりでしかないツッコミからはじまるけど、真昼ちゃんのお父さんめちゃくちゃ悪い仕事してそう……。
今回は真昼ちゃんの掘り下げ回でした。
香澄家はふつうにめちゃくちゃお金持ちなんだけど、朝食はけっこう質素なのがエルザさまと対照的でおもしろい。ステーキさま成金臭ぱない。
それで物語的には、真昼ちゃんが寂しがってるというのをローラに知らせたいんだけど、その流れがめちゃくちゃツッコミどころがあってやばい。
というのもローラはアイカツモバイルを香澄家に忘れてくるということなんだけど、香澄家のインターフォンを鳴らすわけでもなく、なぜか無言でしれっと家に侵入してる。
これは高級マンションとしてはぜったいおかしくて、マンションを一旦出たあとなんだから、そもそもマンションに入るためのオートロックがある。
だからローラは香澄家の番号を入力して真昼ちゃんにオートロックを解除してもらわなくてはならない。真昼ちゃんに気づかれずに家に入ることなんて不可能なのだ。
もしオートロックがないのだとしても、インターフォンくらいは鳴らすのが倫理的に正しいし、この描き方は問題しかない。
というこの部分に気づけなかった脚本は軽蔑するし、気づいててそんなことどうでもいいやろと放置したとしたらもっと軽蔑する。
また、これは一番ひどいパターンだと思うけど、ローラは実は合鍵を持っていたという同性愛的な解釈を誘発するための描写なのだとしたら最高に軽蔑する。ひどすぎる。
つまりどういう意味であれこの部分は最悪である。いいように解釈できない。
んで、真昼ちゃんはあこちゃんを助けるために、両親との少ない時間をふいにしてヘリで仕事現場にかけつける。
この部分はめたんこよくて、危機においては真昼ちゃんは仲間と家族のどちらをとるのかというと、仲間をとるということが描かれている。
そんでもって、夜空先輩と朝陽くんも仕事をとってるわけです。
あと、両親も仕事人間ということだから、まあ香澄家は血筋的に仕事(仲間)を大切にする性格なのですな。
でもそれは家族にたいして薄情というわけではない。
それが最後の場面で、真昼の誕生日一ヶ月前を祝うことからわかる。
父親は真昼がハリネズミを怖がっていたことをきちんと覚えているし、真昼のことも寂しくはないかと心配している。
ちゃんとお互いのことを思いあえているいい家族なのですな。
だから香澄家は仕事を優先する、家族に薄情な人間たちなのではなく、家族という絆があるから仕事ができるということが描かれている。
ということでした。
でも、だからなんやねんって感じが否めない。
真昼ちゃんの印象がよくなるとかそういったこともないし、人間性の解釈がそこまで深まるわけでもないし、あってもなくてもよかった回でした。
にょへん。