アイスタなんでやねん

アイカツスターズ!ツッコミ感想

アイカツスターズ!72話「二人の一番星☆」感想 ただ好きだから手伝いたいに至るプロセス 神回

全体のガチ感想

 全体としてはかなりよかった。

 ただふたつだけ目をつぶらなくてはならない部分がある。

 1、小春ちゃんが、たった二回邪魔されたくらいで、ベリーパルフェのデザインを手伝いたいと言い出せなくなったこと。

 2、ローラの存在。

 1については、小春ちゃんは気弱であったとしても我慢強い子のはずだし、ゆめの幼馴染なんだから、ゆめにたいしては根気よく接さないといけないということくらいわかっているはずだ。

 だから、たった二回くらい告白を邪魔されたくらいで諦めるわけがないということ。

 2については、今回は完全に小春ちゃん回だったし、最後でもふたりの気持ちが重なるところなど最高に「ふたりなら最強!」という感じだった。

 でも「ふたりなら最強!」ってもとはといえば、ゆめとローラとのことだった。

 けどゆめとローラの「ふたりなら最強!」は劇場版では存在しても、アニメ本編ではぜんぜん描かれていない。

 むしろ今回のゆめと小春のほうが正統派っぽい。だからローラのことは忘れよう。ローラなんてゆめにはいらなかったんや。という感じだ。

 ということでそのふたつに目をつぶれば、流れとしても完璧だし、描かれている内容もいいし、クライマックスも最高だった。

 さて、肝心のクライマックスの小春ちゃんの科白を確認しよう。

「うん、あのね。私ね、私……。ゆめちゃんが好き。大好き。とっても好き。いっぱい好き。だから、私もこの足で一歩踏み出して夢をつかむよ、夢に近づくよ。ベリーパルフェのデザインをお手伝いしたい、一緒に歩きたい、ゆめちゃんのブランドを星たちの空へと羽ばたかせる道」

 冒頭では小春ちゃんは「どんな顔するかな、ゆめちゃん。私がゆめちゃんのブランド、ベリーパルフェのドレスを一緒にデザインしたいって言ったら」と思っている。

 だからゆめに「教えて。あのカフェでなにを言おうとしてたの」と訊かれとき、私たちは「うん、あのね。私ね、私……」のあと「ベリーパルフェのドレスを一緒にデザインしたい」と答えるのだろうと予想するが、それがまた予想外な科白がくるわけだ。

 そしてその予想外というのは、ただ予想を裏切っただけのものになっていないのがすごいところだ。

「ゆめちゃんが好き。大好き。とっても好き。いっぱい好き」というのはもちろん百合好きへの目配せもあると思うのだが、今回はそういうファンサービス以上のものになっている。

(というよりも、今までの百合好きへの目配せが露骨すぎて、しかも本編の流れをぶった切るようなものだったので、ひじょうに悪いものだったと私は思っている)

 小春はこの72話で、ゆめとの一方的なすれ違いや、ゆめの成長を確認することになる。

 そのせいで小春は自分よりもゆめが遠いところに行ってしまったように感じて、つまり相対的に自分がまったく成長していないように思ってしまう。

 しかしそのことはクライマックスではネガティヴに働かず、むしろ「ゆめちゃんが好き。大好き。とっても好き。いっぱい好き」という根源的な気持ちを思い出すことになるわけだ。

 そもそも小春は自分にデザインの才能があるからゆめを手伝いたいと思ったのではなかった。

 しかし冒頭の「どんな顔するかな、ゆめちゃん。私がゆめちゃんのブランド、ベリーパルフェのドレスを一緒にデザインしたいって言ったら」と思っている時点では、自分の成長を認めてほしいとか、喜んでほしいとか、そういった気持ちが多少なりとも含まれていたはずだ。

 その気持ちが72話を通してなくなり、ただ「ゆめが好きだから手伝いたい」という気持ちに変化するというのが、ほんとうに最高である。

 また、全体を整理して構造的にみると、72話の一方的なすれ違いは、物語的におもしろくするためだけに、小春の手伝いの申し入れを先延ばしにしただけのものにはなっておらず、この先延ばしがあったからこそ、小春は自分のなかに眠っていたほんとうの気持ちを理解することができた、というふうになっていることがわかる。

 だからこそ、このクライマックスはとても美しいものになっているのだ。

 再三書くが、72話で惜しいのは、小春の告白を先延ばしにする理由がただ外野に邪魔をされたから、という部分だ。

 この部分が、ゆめの成長をみたことでなぜか言いだすことができなくなってしまった、というふうであれば、もう言うことなしだったに違いない。

以下ツッコミ

ええやん

  • 「カモメが起こしてくれないから、ちょっぴり寝坊しちゃった」

    • 最高の台詞だ

      • もうこれだけで神回でいいですわな

あかんやろ

  • お土産は、たくさんの思い出、大切な経験、そして小春ちゃんも学園に戻ってきた

    • 文法おかしい
  • ううん、なんでもないの

    • いやあの、たった二回程度邪魔されたくらいで諦めるのって……

  • ゆめちゃん手伝ってくれるひといない……

    • 人望なさすぎか
  • ひめ先輩たちとの共演なんてすごいよ!

    • いやあの、内輪で仕事回してるだけなのでは……

ツッコミ

  • ゆめちゃんの私服ヤバない?

    • アームカバーってやっぱりおばちゃん感出るな。しかもピンクやし。

      • くのいち感もある。
  • 「二人の一番星☆」

    • 表記を統一するなら「二人」ではなく「ふたり」なのでは?
  • アリスちゃんアイカツランキングでピックアップされてるけど、ランキングでそんな宣伝してええんか?

    • 双葉アリア……宣伝費ばらまいたか
  • トラックの横にモニタついてんのやばいな。お金かかってるわ

  • ていうか帽子かぶってただけで虹野だってわからなかったんだ……

  • 虹野先輩だー

    • イントネーションが関西やん……
  • アイスカレー……

    • やばそう

      • ていうか担当もやばいってわかってる企画やばいわ

        • アイドルがCMすれば売れるというのも消費者を舐めてる気がする

          • しかしそのレベルのアイドルにあるゆめはかなりすごいのかもしれない

            • ていうかアイスカレー食べきる必要なくない?
  • 和菓子の時代劇そういうのだとは思わなかったわ

    • 被り物なのか……
  • 世界との融合……

    • ゆず先輩はちゃんと理解できるのすごい

      • でも演劇としてはツバサ先輩にフォーカスしたほうがよかったのでは……
  • ていうかこのキャップ被ってるの監督なん?

    • アシスタント感しかない
  • トリプルトンカツエビフライキャベツマシマシ

    • ゆず先輩のニーズしか考えてないwww

      • まあ、不特定多数を見据えるよりも、特定のひとに向けたほうがかえって大勢に届くっていうのはよくある話だからな

        • 正しいですね
  • ツバサ「もはやサプライズは達成されたとも言えるしな」www

    • 詭弁すぎる
  • 最強のライブを!

    • episode Solo

      • 春ちゃん、素敵やと思ったんコーデなんかーい!

        • デザイナーやからな

          • 着眼点はそこですよね
  • アリスちゃん!

    • アリス「ひめちゃん」!?

      • 馴れ馴れしいぞ貴様

        • アイドルなんだからちゃんと先輩には相応の対応をしろ

          • アリスちゃんひめ先輩の親族説
  • そういえば四ツ星にもガゼボあったな(スタライのガゼボは美月さんが寄贈しました)

  • 教えてあのカフェでなにを言おうとしてたの

    • ちゃんと覚えてるゆめちゃん偉い

      • 昔のゆめなら覚えてなかったな
  • 次回予告

    • ローラ「ゆめと小春が喧嘩してる!?」

      • え!? いきなり!?

        • 感動的な告白シーンはいったいなんやってーん